1年に1度起こるかどうかの規模の大きめの暴落時に起こること




25日移動平均線からの下方乖離率について

上記の表の通り、通常は1年に1回~3回程度は25日線からのザラ場ベースの乖離率が-10%に達する暴落が起こっていることが分かる。
昨年のコロナショックから1年以上経過したため、上記のような暴落が起こる可能性があることを意識して相場に臨む必要がある。
仮にこの5月相場で25日線からの乖離率-10%の暴落が起こる場合は、26000円台前半か、それ以下まで株価が暴落することになる。

1年に1度起こるかどうかの規模の大きめの暴落時に起こること

(1)東証一部の新安値銘柄数が700~1000銘柄に達する。
(2)25日移動平均線からの乖離率が-9%~-12%に達する。
(3)日足のボリンジャーバンドが-3σに達する下落となる。
(4)松井証券の買い方評価損益率が-20%前後に達する。
(5)25日騰落レシオが70前後へ下落する。

現時点で達成済みなのは、(3)のみである。
もみ合い相場の中の暴落の場合は、(3)のみでも底打ちして反転上昇が起こることが多いが、
もみ合いを下放れしてからさらに暴落していく場合は、
1年に1度起こるかどうかの規模の大きめの暴落になる場合があり、
この場合は(3)はむしろ更なる暴落開始のサインとなり、
その後には(1)(2)(4)(5)いずれか1つ以上が起こることが多い。
今後更なる暴落が起こる場合は、(1)(2)(4)(5)のいずれかが起こるかどうか注目し、
それが起こった場合は底打ちが近い可能性があるサインと捉える。
ただし、もみ合い相場の中の暴落が起こったのであれば、下限までの下落がほぼ終わったことになる。

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