ポジション状況と意識していること(相場のワナ)




マザーズ指数は5日移動平均線を終値ベースでは一度も超えられずに下落中

東証マザーズ指数は、10月14日に1368.19の高値をつけましたが、
これが“鬼より怖い一文新値”となり、その翌日に5日移動平均線を終値ベースで割り込みました。

その後は、この5日移動平均線を終値ベースでは一度も超えることができておらず、
ここまで調整が継続してきたことになります。

株式投資には様々な手法があり、
インデックスファンド等への積立投資や、積立NISA等で放ったらかしで10年や20年単位での長期的な株価上昇にかける手法もあれば、
私のように地合いを重視した手法(地合いが良い時に積極的に利益を上げて、地合いが悪い時には一気に現金比率を高めて資産を守る)もあります。

そして、地合いを重視した売買を実践していくためには、5日移動平均線は必ずチェックする必要があります。

10月27日にYouTubeにUPした上記動画にて、5日移動平均線の重要性についても述べました。
5日移動平均線については、多くの証券会社のチャートでもデフォルトで設定されていますので、
誰でも知っていて誰でも利用しているようなものですが、この基本中の基本ともいえる5日移動平均線が、地合いを重視した場合には極めて重要になります。
これを意識することで、不要な損失をしてしまうことを防ぐことができ、リスクオン時には、
この5日移動平均線も確認しながら相場の流れに乗って利益を伸ばしていくことになります。
地合いが悪くなった時には、それまで稼いだ利益を吐き出してしまわないように注意する必要があります。これは多くの投資家が陥ってしまう相場のワナです。

中長期投資用口座のポジション状況→一部利確、大半のポジションは維持

中長期投資用口座(SMBC日興証券)の運用状況は、
2019年12月から運用を開始しており、
2020年10月30日(金)の引け後では、下記の通りです。

国内株式(日本株)の取得価額(買付の合計)は1875万円
時価評価額は2272万円
評価損益額はプラス397万円
評価損益率はプラス21.1%
当口座の資産総額は2403万円です。

マザーズは10月14日の1368.19から10月30日の終値1171.25まで14.4%の大幅下落となりましたので、
マザーズの影響を大きく受けやすい個別銘柄や、マザーズの下落を牽引した個別銘柄は
これを大きく上回る下落になった銘柄も多数あるということになります。

私の中長期投資用口座は、中小型株と大型株をバランスよく仕込んでおりますが、
マザーズや、日経平均、TOPIXの下落の影響は受けております。

ただし、この口座の収穫の時期は2021年か2022年だと考えておりますので、
一部のポジションは利確しましたが、この口座の大半のポジションはまだ維持しておリます。

今後については、今回の地合い悪化が長引く場合は、個別銘柄を安く仕込むチャンスと捉えて、
ポジションを積み増していく方針です。
買いたいと考えていた銘柄で下落してきている銘柄もありますので、下落はチャンスと見ていきます。

譲渡損益については、10月は一部の利確を進めましたので、
573,263円となっております。
特定口座ですので、税金が116,450円源泉徴収されております。

既述の通り、収穫の時期は2021年か2022年を想定しておりますので、
大量に利益確定するのは、来年か再来年です。それまでは保有を続けながら、その過程で、
下落局面、暴落局面があれば、淡々と買い増しもしていく方針です。

配当については、47,937円です。
特定口座ですので、税金が9,690円源泉徴収されております。
ポジション全体に対する配当利回りは1.5%ほどありますので、
現時点では、当証券口座での年間配当は30万円ほどが見込まれる形です。
中長期投資用口座の運用状況は、以上の通りです。

松井証券(投機用口座)は現金のみで、持ち株は無し。地合い回復の兆しが見えるまで様子見する方針。

次に、投機用口座の松井証券の口座については、
現在のルール(投機、短期トレード)では、
2020年5月11日から50万円の資金で運用を開始しており、
10月21日(水)の引け後では、下記の通りです。

税引き後の資産総額は、110.6万円
10月16日までに、持ち株を全て利確、手仕舞いしておりますので、100%現金の状態です。
100%現金化してしまうと、損をすることはありません。
地合いが悪くなった時には、少なくとも信用取引のポジションを減らす必要があります。
そうすることで、それまで稼いだ利益を守ることができ、地合いが最悪になる恐れがある時は、
今回のように100%現金化をします。

譲渡損益は、75.9万円のプラスで変化はありません(取引もしておりません)。
特定口座ですので、所得税が11.6万円、地方税(住民税)が3.8万円、源泉徴収されております。
開始時の資金が50万円ですので、ちょうど5か月間で元本の1.5倍の利益を上げ、
税引き後でも資金が当初の2倍以上になりました。

この口座は投機用口座ですので、地合いを重視した戦略をとります。
地合いが急激に悪化する兆しが見えた時には、リスクポジションを落とすか、100%現金化して
守りに徹する戦略をとります。
今回は、マザーズが注目の日柄の10月15日と1日違いで、10月14日に一文新値のサインが点灯しましたので、
暴落が起こる可能性があったため、上記のような対応を取りました。
今後、地合いが回復する兆しが見えた場合や、実際に地合いが回復してきた場合には、
再びリスクをとって利益を狙っていきます。

私の株式投資の考え方や、
地合いが良い時に起こること、地合いが悪い時に起こることについては、
下記の記事でも説明をしておりますので、ご参考になりましたら幸いです。