株価の天井打ちと、その後の展開を確認




強気相場の翌年の1月~3月相場では、株価がいったん天井打ちから暴落が起こる傾向がありますので、今年も注目してきました。

(1)2013年5月型
(2)2017年11月型
(3)2020年1月型
(2)2018年10月型
(3)2018年1月型
それぞれチャート、ポイントは上図の通りです。

いずれの相場も、株価が当面のピークを打つと、日足の+1σを割り込む下落が起こり、
バンドウォークの上昇が終了し、25日移動平均線や、日足の-1σ~-3σまで下落する傾向があります。

昨日の日経平均は25日移動平均線を割り込みましたので、浅い場合の目処には到達したことになります。

特に2013年5月高値時は、半年間で株価が2倍近くまで大上昇し、
10年に一度起こるかどうかの規模の大上昇となりましたが、
この時は、5月23日のザラ場で高値を付けた後に暴落が開始し、
年初来高値を更新した日に、一転して暴落でサーキットブレーカーが発動するというこれも10年に一度起こるかどうかの極めて珍しい現象が起こリました。
暴落の規模は約3週間で2割強の下落でしたので、
今の相場に換算すると3週間で6000円超の大暴落となります。
大きく上昇して、上がりすぎた分が下落して適正水準に戻ったという見方もできますが、
今回の相場の大きく上昇した後の相場ですので、昨日の暴落はこれに近いことが起こったといえます。
昨日で底打ちしたのか、下落が続くのかは、ゴールドマンの先物手口が極めて重要になりますので、
注目をします。

あとは、1月~3月で暴落が起こらない場合については、上図の2017年の相場を参考にします。
この場合は、高値をつけても相場が暴落せずに行ったり来たりしますが、
このもみ合い相場では、強弱材料が入り交じって上げ下げを繰り返しますので、
損失を出す投資家も意外に増えます。
よって、日々出てくる材料や相場の上下動に惑わされて損失を出さないように注意する必要があります。

また、暴落が起こらない場合は、個別銘柄の循環物色が続く展開が考えられますので、
これで利益が狙えることや、もみ合い内で日経225やFXのデイトレード、短期トレードで利益も狙いやすくなります。

*後ほど追記予定あり。