こんにちは!高田資産コンサルのみさねむです。
前回のブログではiDeCoのことをご紹介し、つみたてNISAを老後資金を確保するための資産形成手段として二つを比較しました。
そのiDeCoとよく比較されるのが、個人年金保険です!
個人年金保険は名前の通りなのでイメージはつきやすいと思いますが、個人で年金を積み立てる保険です✨
つみたてNISAとはあまり似ていないものの、資産形成手段として気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、つみたてNISAと個人年金保険を比較した上で、つみたてNISAやiDeCoと組み合わせた場合も考えていきましょう!
個人年金保険って何?
個人年金保険とは、名前の通り、自分で積み立てる年金のことです。
ここで、「あれ?どこかで見たような…」と思った方!そうです!
前回のブログでお伝えしたように、iDeCoも自分年金の制度です!
iDeCoとの違いはたくさんあるのですが、 個人年金保険の特徴を、つみたてNISA、iDeCoと比較しながら見ていきましょう。
個人年金保険の特徴
個人年金保険は、つみたてNISAやiDeCoと異なり、対象年齢や積立可能金額が商品や会社によって異なります。
個人年金保険は、公的年金ではカバーしきれない老後の生活費を賄うため、将来に必要な額を見積もったうえで、必要な額を現役時代から積み立てて用意するという保険です。
また、一般的に投資信託の運用より利率が低くなることが多いです。
つみたてNISA、iDeCo、個人年金保険の違いを比較すると、個人年金は様々な商品があるため大きな括りではっきりと表で表すことはできません。

このように、どちらかというとiDeCoと似ている部分があります。
順番に見ていきましょう!
対象年齢・人物
つみたてNISAは日本在住の20歳以上なのに対して、個人年金は約60~65歳までという制限があります。
iDeCoはもともと購入できる金額の上限が決まっています。個人年金は、最初に目標金額を設定し、それを何年で割るかを決めます。
対象商品
つみたてNISAでは投資信託のみ、iDeCoでは投資信託、定期預金、保険(iDeCo用のもの)が買えるのに対して、個人年金保険は保険を購入できます。
個人年金の中でもたくさんの種類がありますが、とても大きく分けるとこの2つになります。

変額個人年金には外貨建てのものもあり、さらに大きなリターンを狙えます。
その分リスクも大きく、元本割れの可能性も高いです。

購入可能額
こちらも保険会社や商品によって異なります。
また、年払いと月払いで支払方法を選べる場合もあり、定額個人年金の場合の多くが年払いの方がリターンが大きくなります。
手数料
つみたてNISAやiDeCoと違い、目に見える形で手数料を払うことはありませんが、保険料に実質の手数料分も含まれています。

保険料には付加保険料(実質の手数料のようなもの)が含まれているよ!
所得控除
個人年金はiDeCoと同様、所得税と住民税の控除があります。年末調整や確定申告の際、「個人年金保険料控除」の欄に払い込んだ額を記入することで控除申請ができます。
払い込んだ額の全額が控除対象となるiDeCoと違い、個人年金は掛金のうち最高で8万円が対象で、所得税4万円、住民税2.7万円が控除されます。

また、個人年金保険料控除を受けるには条件があります。
- 年金受取人が契約者または配偶者であること
- 保険料を10年以上定期にわたって支払うこと
- 年金受取人が満60歳以上であり、支払期間も10年以上あること
これらの条件をすべて満たす契約が「個人年金保険料税金的確特約」を付加することによって、個人年金保険料控除が受けられます!

税制適格特約をつけ忘れたら、生命保険料控除になっちゃうので注意です💦
iDeCoと個人年金の控除は併用できるので、両方やっている方が節税メリットは大きくなります!
運用益にかかる税金
個人年金も、表面上の運用益にかかる税金はありません。
しかし税金等の費用も付加保険料から使われています。
受取方法
個人年金の受け取り方法は主に2種類あります。


最近はマイナス金利政策の影響で、終身年金だと受取額が少なく、かなり長生きしないと元が取れなくなってきているよ💦
払った分に少し上乗せされる定期年金が人気!
受け取った個人年金は、公的年金と合わせて雑所得として課税されます。
また、受取開始時までに解約する(お金を払い戻したい)時は、契約内容によりますが、ほとんどの場合で元本割れしてしまいます💦
無理のない範囲で積み立て設定を行うのが重要になってきます!
個人年金はおすすめできる?つみたてNISA、iDeCoと組み合わせた場合は?
上記の通り個人年金は、資産運用の観点からすると大きなリターンは得られません。
また、付加保険料が多めに設定されていることも多く、変動型のものだと損をしてしまう可能性もあります。
しかし個人年金保険料控除が利用できることや、老後に向けてこつこつと資産形成ができて、固定金利の場合はデフレ対策にもなるというメリットはあります。
(固定金利はインフレした時に価値が目減りします)
よって私の考えは、 個人年金をおすすめできる人は
- 所得税や住民税を多く払っていて
- 退職時まで一定の保険料を払い続けられる見込みがあり
- すでに貯金や投資をしており資産分散がしたい
という方に向いていると思います!

また、将来に向けての資産形成をしていない方には手軽に始められるつみたてNISAがおすすめです。
つみたてNISAを既に始めていて、iDeCoと個人年金で悩んでいる方は、iDeCoをおすすめします!
掛金は全額控除されて、リスクを取りたくない方も定期預金を選べるからです✨

では、ここまでご覧いただきありがとうございます!
老後の資産形成について調べている方に、今回と前回のブログである程度方向性を決めるきっかけになればうれしいです♪
次回は、
12月の運用実績+経済カレンダー分析
を予定しています!

Youtube始めました!
つみたてNISAについて、Youtubeでもまとめております!
今後も動画を作成する予定なので、ぜひご覧くだい✨
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